単孔類:卵を産む哺乳類?!
単孔類に属する動物は世界中に3種類しかいませんが、そのうち2種類がタスマニアに生息しています。単孔類は、卵で子供を産みますが母乳で育てます。また、他の哺乳類に比べて体温が低く(31~32℃)、爬虫類の様な性質を持っています。
プラティパス(和名:カモノハシ)
カモのような口ばし、カエルのような足、
蛇のような毒を持ち 産卵する哺乳類・・・?
特徴
体長は45~60cmで体重は約3kgです。プラティパスは東オーストラリアの熱帯性低地帯から亜高山帯まで広く分布し、クイーンズランド州東部、ニューサウスウェールズ州東部、さらに、ヴィクトリア州からタスマニアにかけて生息しています。
タスマニアのプラティパスはオーストラリア本土のプラティパスよりも大きいのが特徴です。
プラティパスは淡水の河川、湖や小川の岸の水面際に巣穴を作り、警戒心が強いため、一般的に早朝か夜に巣穴の外に出てきます。泳ぎが非常に上手で20-40秒間水中に潜って餌を捕獲し、水面で10秒程休んでからまた水中にもぐります。これを1時間に80回くらい繰り返します。何頭かの個体が同じ川を利用していることがありますが、基本的には単独で行動し、交尾の時にだけ、メスと一緒にすごします。プラティパスは用心深い動物で、音や動きに敏感で通常、夜に行動しますが、よく早朝や夕方にも観察されます。
プラティパスは水に潜っている時は目、鼻腔、耳を閉じていますが、カモのような口ばしは獲物の動物が発する電気(生体電流)を感知する機能を持ち、目が見えなくても幼虫や昆虫、甲殻類、貝類やオタマジャクシのような小さい動物を捕獲することができます。プラティパスは1日に、体重の約20%の量の食べ物を食べます。
現状
1800年代に毛皮目的で狩猟されていましたが、1923年に法律によって保護動物に指定され、(ただし、1930年代でも毛皮は販売されていました)現在ではオーストラリア全土で完全に保護されています。
プラティパスは現在でも多く生息していますが、農業やダム開発、汚染などによって生息地の減少が問題になっています。
1982年にはタスマニア北部でプラティパスの死体から新しい病気が発見されました。この病気オーストラリア本土から違法に持ち込まれた熱帯性のカエルによって持ち込まれたと考えられています。
タスマニアは約1万年前にオーストラリア本土から隔離されました。そのため、タスマニアに生息するプラティパスはオーストラリア本土のプラティパスと遺伝子的に異なり、オーストラリア本土のプラティパスはこの細菌に対して免疫反応がありますが、タスマニアのプラティパスには免疫反応が認められていません。
プラティパスハウスではプラティパスが現在直面している病気の危険を伝えるため、インタープリテーションセンターを設置し、教育を通してプラティパスの保護を行っています。
エキドナ(和名:ハリモグラ)
体は針に覆われていても、ハリネズミやヤマアラシの仲間ではなく、
プラティパスと同様に卵を産む哺乳類
特徴
エキドナは体長30~45cmで、体重は約2~5kgです。タスマニアに生息するエキドナはオーストラリア本土のものより大きくなっています。腹側、顔、肢以外はクリーム色の針で覆われています。この針は毛が変化してできたもので温帯性のオーストラリアとニューギニアの低地のほとんどの地域に生息。タスマニアでは特に、東海岸の、乾燥して開けた土地で多く見られますが、他にも、開けた低木林や森林でも見られます。たまに道路脇をのろのろ歩いている姿も見かけられます。
エキドナは邪魔をされると、あっという間に背中のとげだけを残して地面の中にもぐってしまいます。地面が硬くて掘れない場合は、ボールのように体をまるめ、あらゆる方向からの攻撃から身を守ります。また、エキドナは泳ぎがうまく、鼻と背中のとげだけを水面に出して泳ぎます。プラティパスのようにオスはカギ爪を持っていますが、毒腺も機能していません。
エキドナの食べ物は大半がシロアリです。粘液で覆われた長さ15cmもある舌を素早く動かして虫を捕まえます。
いかがですか?
プラティパスハウスでこの珍しくて、可愛い動物達と触れ合ってみてはいかがでしょうか?
センターではより詳しい動物達の情報を、日本語にてご用意しております。
また、日本語でのガイドをご希望の場合には、事前に下記までお問い合わせ下さい。
Impressive Tasmania
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